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簡単ではない日常-vol.31-

尾追いをしようとモクはモク

“向き合う”

その決意がこんなにも早く

打ち砕かれることになるとは思ってもいなかった

これまでは眠りを邪魔されるいら立ちがだけが

尾追いのスイッチになっていた

ところがここにきて

そのスイッチがめちゃくちゃ増えた

  1. 涙を拭いた後
  2. 歯磨きをした後
  3. 「お風呂入ってくるね」など、いなくなる時にかけていた言葉を言った時
  4. 鼻歌を歌った時
  5. 抱っこから降ろした時
  6. 着信音、呼び鈴などの機械音が鳴った時

スイッチ増やしすぎですよー

どれがどのスイッチか把握してますか!?

そんなのてきとーだよ

先生からのアドバイスを思い出した

『嫌がることはしない』

“向き合い”の第一歩を踏み出すことにした

  1. 目の下はどうしても汚くなるので、おやつを舐めさせながら拭くことにした
  2. 歯磨きはやめた
  3. 声かけもやめた
  4. 鼻歌も我慢

正直、窮屈だ

「鼻歌ぐらい歌わせてほしい」

これが本音

「歯磨きだってさせてほしい」

だって君、歯真っ黒じゃん

心配・・・

やめて済むものとそうでないものがある

抱っこ魔のモク

コアラのようによじ登ってくるのに

抱っこしない訳にはいかない

4.だから抱っこから降ろしてすぐに

「待て」と言って尾追いをしなかったら

おやつをあげるようにした

5.着信音は鳴らないようにマナーモードにした

呼び鈴やお風呂の専属お姉さんの機械音などは

待てをした状態でわざと鳴らし

尾追いしなかったらおやつをあげる

毎日3回ずつくらい続けて音に慣れさせた

こんな話をしても大抵の方はこう思うだろう

「そんなワガママ相手にすることない」

確かにその通り

モクはワガママボーイ

だけど見よ、この顔を

くちょはらたつー

何かにつけてこんな顔をされたら

減らす努力をせざるを得ないのだ

それでも思い通りにいかないのが現実

噛みつきがひどくなり体に触れなくなった

モクのいら立ちは留まることを知らない

毎日モクの顔色を伺っていた私は

遂に疲労のピークを迎えた