問題の多い男、解決に向けて-vol.20-

モクは『おはよう』が好き 離れて寝ているため 朝の再会が嬉しくて仕方がないようだ 一日の中で一番機嫌の良い瞬間 初めて尻尾を追いかけた次の日の朝 大々的に触ると噛み付かれるので 朝の機嫌の良い瞬間を狙って どさくさ紛れに尻尾の状態…

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赤信号-vol.19-

生後6ヶ月を過ぎようとしていた頃 モクは極度の甘ちゃん(甘えん坊)となり 常にスキンシップを求めてきた 一日中ベタベタと付きまとい 私にロックオンしたその監視システムは 大手のセキュリティー会社を彷彿とさせた 鏡に映る私とモク 絶…

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黄色信号-vol.18-

モクの背後に付きまとうフッサフサ それは付いていて当然の 『尻尾(しっぽ)』 だが、そのフッサフサの存在は モクにとって脅威でしかなかった 一般的に尻尾というのは わんこの感情表現を担う大切な存在で その動きを見ることで喜びや恐怖…

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沈黙のせめぎ合い-vol.17-

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新型コロナウィルスが流行し始めたこのころ 人との距離を置かざるを得なくなった 3月というまだ寒い時期ではあったが 人が少ないところで 『外』というものに慣れさせようと 出来る限り出かけるようにした 初めはこんな感じのへっぴり腰(笑…

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ちびオオカミはテレビっ子-vol.16-

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●生後5ヶ月目● モクが初めて見た芸能人は"関○勤さん" と言ってもテレビの画面越し モクには関○さんの面白さが分かるようだ バックオーライと前進を繰り返しながら 画面に向かって吠え続けていた その日以来、興味のある映像が流れると…

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自我の芽生え-vol.14-

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初めての健康診断で先生が口にした "神経質" 笑い飛ばしたはずの種が 小さな芽となって確実に出始めていた (詳細はプロローグ(序章)-vol.7-) いつも通りハーネスを着けようとした時のこと 『ガブっ』 予想外の出来事に思考が停…

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飼い主失格です-vol.13-

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いつも強気なモクが初めて見せた恐怖心 後悔先に立たずとはこのことか・・・ 赤ちゃんモクを散歩に連れていくには まだまだ寒い日が続いていた だが、社会科不足になるのが心配で 雰囲気だけでもと近所のドッグランへ するとそこには大人しそ…

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