“幸せかな”
“幸せだったかな”
そんな問いが頭の中を堂々巡りする瞬間がある
何でも良いから答えが欲しい
そう思っていた時、ある一文に出会った
『犬に好きという感情はない。
ただ飼い主にもらったものを返しているだけ』
胸の支えがスーッと下りた
言い換えると
わんこから幸せをもらっているということは
私も幸せをあげられているということだから
“良かった”
気休めにすぎないかもしれないけど
この言葉にとても救われた
生後5ヶ月を目前に
モクの身体は大量のフケに覆われ
初めての嘔吐も経験した
モクは毎日沢山の幸せをくれる
しかし、その幸せの中には痛みや苦しみが
紛れ込んでいる時がある
そのことに必ずしも気付ける訳ではない
後になって
「気付いてあげられなくてごめんね」
そんな言葉をかける
それでもモクはいつも
無償の愛を感じさせてくれる
そんなモクに、感謝を伝えると同時に
今度こそ見落とさないから!と誓うのだった