●生後4ヶ月目●
違和感【猿かと思ったよ編】
愛犬に手を舐められる
ありふれた日常で特に気にはならないだろう
愛犬に手を一日30分×5セット舐められる
これはありふれてる?
ありふれてないと思うのは私だけだろうか
モクは初めから私たちの手をよく舐める子だった
飼い主の手を舐めるのには
甘えている、お腹が空いている、構ってほしい
そんな理由があげられるらしいが
モクの場合は不安を和らげるために
舐めているように見えた
やめさせることを考えたこともあったが
モクの安心材料を取り上げるようで出来なかった
そしてそんな中途半端な愛情は
モクの執着心を強めた
モク「てってちょーだい!」
私「ちょっと待ってね」と、手を上にあげる
モク「だめっ!」ぐいー
私の手を両手で挟み容赦なくたぐり寄せる
それはまるでバナナの木にぶら下がったボス猿
その器用さにあっぱれ
違和感【やっぱり猿だった編】
ある日モクの顔が変わったことに気付いた
「なんか顔に赤茶のライン入ってない?」
「”も○○け姫”の”し○神様”みたい」
その日からモクのあだ名は”し○神様”
我が家では同映画の名言たちがブームとなった
そしてモクは”し○神様”と崇められた
役、間違えてますよー
その変化に驚き不思議に思った私は調べてみた
すると【猿期】というワードが出てきた
【猿期】とはなんぞや?
正直この時点ではピンと来ていなかった
だが読み進めていくうちにモクの顔を見て・・・
うん、納得
なんでも猿期というのは顔が猿のようになり
毛がぽしょぽしょになる時期のことを言うらしい
やっぱりモクは猿だった・・・
【猿かと思ったよ編】でお話ししたモクの執着心
その執着心はヒモにも向けられる
引っ張ろうとするも噛み合わせが悪くて
歯間ブラシのように歯の間をスルスルー
毎日目にするそんな姿が
可哀想でもあり愛おしいのだった