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木漏れ日を見た-vol.62-

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ぎゅうぎゅうに詰まった木の葉は

モクの不安や恐怖心のよう

剪定によって光を放てる木のように

モクの闇も断ち切れないものだろうか?

治まりつつあったゲップがまた再燃した

綺麗になった目の下も再び茶色くなり

体調が優れないせいか、すぐにいら立っていた

落ち着いていた尾追いも確実に増え

夜中の突発的なものに対応できず

ベッドから落ちてしまうことが度々あった

大好きな海岸沿いはリュックの中

モクぐあいわるいの

海を眺めることが好きなモクの為に

アホ夫婦はせっせと歩き続けた

そんな中でも私たちには

今までにない余裕というものがあった

負のスパイラル-vol.41 の時とは違い

どうにもならない状況に慌てることがなくなった

少し前の私なら落ち込んで

その雰囲気を察したモクは更にいら立ち

負の連鎖を生んでいただろう

今はどんなに悪い状況にでも笑いがある

モクのお陰だ

そして勝手にやり始めたこの体勢

あ、ちょれっ

お腹が空いた時など何か要求がある時に

視界に入ろうと背伸びをしていたのが

最終的にこの形になったようだ

モクなりのアピール

私「普通のおすわりと変わんなくない?」

モク「だからジャンプするんだよ!」

そう、この体勢のまま突然顔を目掛けて

ジャンプしてくるのだ

突然のことに驚き

よけようとしてむちうちになりそうな時がある

-ある日-

旦那さんにも同じようにしているのを見かけた

よけようと体を反らした旦那さんは

「いて〜」と言いながら首をおさえていた

自分がされると「コラっ!」と言うくせに

痛がる姿を見て悪い私はゲラゲラと笑った

どんなに機嫌が悪くても時折り見せる愛嬌

それが可愛くてたまらない

抱えた闇がポロポロと落ち始め、光が差し始めた

そんな気がした

ずんちゃずんちゃ

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