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Special Night〜from大雨オーケストラ〜-vol.77-


指揮/雫

演奏/モク

独奏曲第ゔぅウギャ短調『狂気乱舞』

日時| 雨の日の23時〜翌6時

会場| 我が家

観覧料| 無料

特別な夜に、あなたを・・・

しょーたいちます!

暑さが和らぎ

モクの尾追いが落ち着きを取り戻してきた頃

我が家に大型の台風が接近した

その影響で二日間、雨が降り続き

落ち着いていたはずの夜中の尾追いが再発した

毎時聞こえる、ゔぅー♪

抑えることができずに感情任せの大回転

同時に発せられる、ウギャギャギャギャ♪

尾追いがエスカレートして

尻尾をかじってしまわないように

私たちは回転するモクを必死で制止していた

そして時計に目をやっては呟くのだ

“全然進んでないじゃん”

明るくなるどころかいつまでも続く薄暗さが

私を飽き飽きとさせた

そんな状態が丸二日も続き

モクはもちろん

私たちアホ夫婦も心底疲れていた

[尾追い=雨] 

その関係性には確信がなく

『おそらく関係がある』という程度だった

だが、今回の一件でハッキリとした

雨の日の夜は願わずにいられない

“どうか静かに寝てくれますように・・・”

だからと言って雨が嫌いな訳ではない

なぜならモクとの楽しい思い出があるから

もちかちて
交響曲第ぴちゃ番キャッ長調『犬突猛進』
のこと?

-ある日の散歩中-

モクの前方に大きな水溜りがあった

私「どうすると思う?」

旦那さん「さすがによけるでしょ〜」

モク『ぴちゃぴちゃぴちゃ♪』と、普通に通過

アホ夫婦「よけないんかーい!!」

-急な雨に見舞われた別の日の散歩中-

私「やば!降ってきた!」

旦那さん「モク!走るよ!」

モク『キャッキャッキャッキャッ♪』と、笑顔ではしゃぎのダッシュ

アホ夫婦「(ぜぇぜぇ)楽しそうやないかーい!!(ぜぇぜぇ)』

あの時のモクの後ろ姿と笑顔が忘れられない

思い出しただけでクスッと笑える雨エピソード

『楽しいことばかりではない』

だけど、『大変なことばかりでもない』

プラスマイナスで言えば

プラス100以上にはなっているだろう

これからもそんな小さな幸せを積み重ね

アホファミリーらしく暮らしていきたい

あほちゃいまんねん、
モクでんねん。

※狂気乱舞→正しくは狂喜乱舞

※犬突猛進→正しくは猪突猛進