You are currently viewing 暑さが及ぼす思わぬ弊害-vol.73-

暑さが及ぼす思わぬ弊害-vol.73-

【猛】- 猛々(たけだけ)しい唸り声は

【暑】- 暑さと

【疲】- 疲労感を増幅させる

【れ】- ・・・・・

はい、【れ】!

れっれれのれー♪

モクと一緒に寝始めて初めての夏がきた

『夜中の尾追いは、ほぼなくなった』

そう思っていたのに

激しい尾追いが再燃してしまった

スイッチは変わらず私たちの音や動き

まるで1年前の〈理想と現実-vol.36-〉のように

唸り吠えながら回転し続ける日が続いていた

なぜ再燃したのか?

答えは明白だ

ただ単に暑さのせいで布団をかぶって

私にくっついて眠れなくなったからだ

スイッチを考えれば当然のことなのに

平和な夜を過ごしすぎて

密着がモクの安心材料になることを

すっかり忘れていた

冬の間は一緒に布団をかぶり

腕枕をしたり向かい合いながら眠っていた

そうすることで全てが平気のようだった

音や動きに一度は驚くもすぐに眠りにつき

悪夢を見て『バンっ!』と飛び起きても

それに驚いて目を覚ました私と目が合えば

尾追いをすることなく再び眠りについていた

ところが暑さが増したこのところ

モクは寝場所を探し彷徨い続けていた

密着という安心材料を失ったモクは

全てのことに神経質になってしまっていた

減ったと思っていた尾追いスイッチ

『減ったわけではない』

『どうすることもできない』

そう突きつけられたようで落胆した

だが、落ち込んでばかりもいられない

なぜなら私は戦わなくてはいけないから

戦いの相手は最近なにかと

『俺のモク』と張り合ってくる旦那さん

聞き捨てならないねぇ

モクの態度がはっきりと物語っているのに

どうすれば勘違いだと分かるのだろう?

〈旦那さんがやると怒りの尾追い〉

〈私がやると幸せそうな顔〉

ね?

正真正銘『私のモク』です

ただでさえ暑いのに

小競り合いのせいで熱さを増す我が家

熱が冷めて涼しくなるのはいつになるやら

かんべんちてよぉ