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負のスパイラル-vol.41-

時は暗黒時代

ある夫婦の元に小さな自由怪獣がやってきた

夫婦は田畑を荒らす怪獣に困惑しながらも

次第にその可愛さに魅了されていった

ところが小さかった怪獣はいつしか巨大になり

暴走を止めることができなくなっていた

さて、この夫婦の運命はいかに!?

●1才3ヶ月目●

じわじわと増えた尾追いは

過去最高レベルになっていた

あの平穏だった日々は夢だったのだろうか?

天国から地獄に突き落とされた気分だった

スイッチというスイッチはない

とにかく一日中グルグルと回っていた

怒りに満ちた顔とおぞましい唸り声

私の恐怖心は段々と拒絶の心に変わっていった

“なぜこんな子がうちに?”

“私が悪いの?”

“環境に問題があった?”

そして正当化した

“いやいや生まれ持ったもの”

“いつかはやるようになっていただろう”

そして逃げた

“この子のためにもいっそのこと・・・・・”

一日中、我を失うなんてどれだけ辛いだろう

楽にしてあげた方がいいんじゃないか

この時は本気で考えていた

今思うと当時の私は正気じゃなかった

申し訳なくてモクの顔を見ると涙が出る

一生かけてモクに償わなければならない

我が家は静まり返っていた

アホ夫婦は完全に気が滅入っていた

そんな雰囲気を察してか

モクの尾追いはひどくなる一方だった

互いに刺激し、傷つけ合い

そんな状態から抜け出せずにいた

そして遂に私は爆発した

出口のないゴールってやちゅ?