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怪段話-vol.23-

●生後6ヶ月目●

モクの歯が抜け始めた

無事に成長していることに喜びを感じた

ちょっとホラー感

モクのー

永久歯になってすぐの頃

前歯を失いそうになったことを思い出した

モクの上顎と下顎の長さの差は約1.5cm

前歯は開放され、常に危険にさらされている

(詳細は自己紹介のようなもの-vol.1-)

ある日、公園を散歩中

丸太で出来た階段を見つけた

勇敢なモクなら登れるだろう

そう思い近づいてみた

「お!のぼ・・・!?!?」

“カッ”

尻尾をブンブン振ってこちらを見るモク

モク「へへへ、あごうっちったー」

私「きみ、あごないやん」

一段も登れずに終わったのでした

〈完〉

ジャンプするのが早すぎて届かなかったようだ

前歯が折れなかったことに安堵し

家路に着いたのだった

階段と言えば

私は昔から階段を登っている途中で

どちらの足をあげて良いか分からなくなり

つんのめりそうになることがある

その話しを両親にしたところ

母「わかるー!」

父「俺は下りの時に分からなくなる」

しばらくの間

どちらの方がより危険かを言い争っていた

結婚したばかりの頃

そんな私の言っている意味が分からない、と

言っていた旦那さん

今では気持ちが分かると言い出した

ちなみに登りの時派らしい

一緒に暮らすと似るって本当なのね

そんなくだらない話しはこの辺で・・・

モクのはなちは?