当の前に気付いていた
自分の体が悲鳴をあげていることに…
私の耳の裏に突如できたデキモノ
それは片耳から両耳へ
一個から三個へと増えていった
恐る恐る病院へ行ったら…
切って絞られた( ; ; )
私はお医者さんに原因を尋ねた
すると、思いもよらない言葉が返ってきた
『睡眠不足による疲れのせいです』と…
そう言われた私の頭の中は
思い当たる節の映像ばかりが浮かんで
“あぁ…”
浮かんだ言葉はたったそれだけだった
睡眠不足の原因は
一晩中、私にまとわりつくべたべたモクだ
そんな私の朝は『疲れた〜』の一言から始まる
▼べたべたモクの特徴▼
其の一:基本はママの腕まくらです
其の二:一眠りしたら少し離れます
其の三:すぐに寂しくなって起き上がります
其の四:ママの布団に入って、再腕まくらです
其の五:一から四をひたすら繰り返します
!!注意事項!!
ママがいないとお腹を壊します。パパだけではダメなのです。必ずママと寝かせてください。
それに加えて尾追いまでする子との眠りには
疲労が付きものなのだ
初めて病院に行ってから半年経った今でも
私は通院と服薬を継続している
毎回指導されるのは『生活習慣の見直し』
“それが出来たら苦労しないんだよね〜”と、
心の中で密かに反発
だが、そのこと自体を苦には思わない
モクが安心して眠れるのならそれでいい
それが私の喜びなのだ
モク色の人生を満喫中の私
毎日もらう『笑い』は無限
『幸せ』も無限
モクによって心が豊かになり
モクのお陰で楽しい日々を過ごせている
犬を飼う、
モクと暮らすってそういうことなのだ
〜モク色の人生〈就寝時のひとコマ〉〜
-ある日の真夜中-
私『………っぐはっ』
苦しくて目が覚めた
何事かと目を見開くと
そこにあったのはモクの耳
そう、息を吸った際に
モクの耳のヒラヒラが私の鼻の穴を塞いだのだ
心の呟き “危なっ…”
日々起こるそんな珍事件が楽しくてたまらない