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正義は勝つ、その時が来た-vol.75-

しっぽのかさぶたが取れたのも束の間

また自分で噛みつき血を流してしまった

頭をよぎるのは『壊死』『断尾』

治りきらずに重っていく傷が怖くてたまらない

それでも過ぎていくモクの日常

その中で救いとなる出来事が2つあった


いざこざお腹

作:mokuri

善玉菌「今日からここはオレの場所だ。」

悪玉菌「え⁉︎急に言われても・・・」

善玉菌「さっさとどけないと抗生物質くん連れて来るぞ。」

悪玉菌「そ、それだけは勘弁して!」

善玉菌「なら、どけるんだな。」

悪玉菌「え〜ん泣」

どっちが、わるもの?

-うんぴの不調が続いていたある日-

モクのお尻から出たのはゼリー状のうんぴ

「「「な!なんじゃこりゃあ〜!!」」」

思わず往年の名ゼリフが飛び出した

なんでもこのうんぴ

腸の不調を修復しようとした時に出るんだとか

本当にその通りで翌日から

見る見るうんぴの状態が改善していった

前までなら当然のように必要とした薬の力

今回はモク自身の力で乗り切ったのだ

“モクの腸が強くなってる!”

そう実感し喜ばずにはいられなかった

この調子が続くことをただただ祈るばかりだ


ざわめく心

作:mokuri

悪魔「やったわね!あなたの好きな葉っぱじゃないの!」

天使「それ食べたらダメって言われただろ?」

悪魔「あら!飼い主に取られそうよ!」

天使「渡せ。」

悪魔「渡さないで、噛みつきなさい!」

天使「頼む、耐えてくれぇ〜」

また、このかんじ?

-葉っぱだらけの林道を歩いていたある日-

沈黙のせめぎ合い-vol.17- の時のような

枯れ葉に対する執着心が

あまり感じられなかったため

まぁまぁのんびりと歩いていたその時・・・

枯れ葉、ぴろーん

モク、ぴこーん

『パクッ』っと野生の覚醒

私「げっ」

噛まれるのを覚悟でモクの口に手をやった

すると・・・

モク「はい、どうぞ」とすんなり

私「あ、ありがとう」と拍子抜け

アナタ・ダレ・デスカ?


『のびの〜び』が我が家のモットー

その暮らしに間違いはなかった

躊躇なく噛み付いてきていたあの頃

今では私の手をとても大事にしてくれる

だが、たまに目にするこの珍歯型

噛んだわけじゃないよ

下顎が短く出っ歯剥き出しのモク

ただ手に顎を乗せて寝ただけでおもしろ愛しい

痕跡ハプニング

そんなモクの絶妙な笑いのセンスに

今日もカンパイ(乾杯・完敗)

ただね、こうやってね、ねただけなの