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独断専行-vol.47-

独断専行とは・・・

自分だけの判断に基づいて勝手に行動すること

●1才6ヶ月目●

【眠いから寝る】

そんな贅沢な生活をできるのはほんの一握り

『食べてすぐ寝ると牛になるわよ!』

小さい頃、耳にタコができるほど言われてきた

そう言われる度に丑年の私は

「もう牛だモォーン」なんてふざけていた

モクには牛になれる環境が整っている

一握りの贅沢組にいるというのに

何をためらうことがあるのだろうか?

牛がイヤ?

そりゃ、そうっちょ

モクのいら立ちのピークは眠たい時に訪れる

すんなりと眠ることができず

そのイライラは尾追いとして表現される

ウトウトこっくりしょぼしょぼ

意識が朦朧としているようにも見えた

私はその眠気によるいら立ちは

モクが服用している抗アレルギー薬と

関係しているのではないかと考えた

抗アレルギー薬には人間の薬と同様

眠たくなる成分が入っている

その成分のせいでいら立つのかもしれない

得体の知れない激しい睡魔は誰だって辛い

モクのアレルギーは目に見えないものだった

検査をした訳でもないのでおそらくアレルギー

痒がっているのなら飲ませましょう

そう言った感じから始まり

その後も服用し続けていた

(詳細はその香りの真意-vol.21-)

そんな経緯もあり

私は薬の服用を一度やめてみようと考えた

そのことをかかりつけの先生に相談すると

渋々のオッケーを頂いた

私のがんこちゃんには敵わなかったのだろう

尾追いとアレルギーどちらが重要か

私にとってそれは迷うことなく尾追いだった

とにかくモクのイライラを減らしたかった

“穏やかに暮らしたい”

その一心だった

-薬をやめて数日後-

特に体を痒がることはなかった

浅はかな私は”治ったんだ”それだけで終わらせた

肝心の尾追いは・・・

全く変わらなかった・・・

画像タップでスタンプショップへ

それでも収穫がなかった訳ではない

薬を飲ませなくても

アレルギーの症状が出ないことが分かった

小さな体をしたモクに

毎日薬を服用させなくてはいけないことが

とてもストレスだった

尾追いに変化がなかったのは残念だが

この結果に満足していた

これが後に災いの種になるとも知らずに・・・

そう、私は『自己満足』に浸っていたのだ

まったくモォ〜