隣人いちご「ワクワクするわ〜、隣のモクさんのドキュメンタリー」
隣人大福「あっ!ほら、始まるわよ!」
いちご大福「レッツ、ショウタイム」
〜ゲスト出演*special thanks〜
いちごさんと大福さん二度目のご登場
2022年○月△日
某我が家
ここには出っ歯でワイルドな、一匹の男がいる
名前は『モックハイカー』
口癖は「ゔぅー」
キレると全力で回転(尾追い)をするんだとか
今回は・・・
この男が何故、
ヒッチハイク界の異端児と呼ばれるのか?
その謎に迫ってみた
そもそもヒッチハイクとは、
『乗せてください』とお願いをする人と
『ここまででよければいいですよ』と
快く応じる人が揃って初めて成り立つもの
では、モックハイカーの場合は?
飼い主の行く先々で二本足で立ちはだかり
乗せてもらえるまでエンドレスジャンプ
強制的に止め
こちらの愛情をフルに利用して乗車
モックハイカー「へへへへへ」
ご満悦なのも束の間
到着したことを察するとガシッとしがみつき
モックハイカー「もう少し先までお願いします!」
飼い主に余裕がある時は
距離を伸ばしてもらえるようだが
毎回思い通りになるとは限らない
半ば強引に下車させられると・・・
ワナワナワナ…
モックハイカー「なんでー!!!」と、怒りの大回転
また数分後には、
懸命にアピールをするも
回送専用の為、スーッと横を素通りされると
ワナワナワナ… (再)
モックハイカー「なんで乗せてくれないのー!!!」と、怒りの大回転
・・・・・
『ありがとう』と『お願い』
ヒッチハイカーが持つべき道徳心
この男からはまるで感じられない
これが異端児と呼ばれる所以なのだろう
私は彼に尋ねた
『今後も道徳心を養う気はないのか?』
返ってきた言葉は・・・
そう言って彼は去っていったのだった
-the end-
振り回されっぱなしだけど
一日が24時間では足りないくらい
モクが好き